本記事では、今後のキャリアの土台となるファーストキャリアの選び方や考え方を私の個人的な経験とWebコンサル業界に13年いて、様々な業界職種の企業とお付き合いしてきた客観的な経験から、失敗しないファーストキャリアの考え方をお伝えいたします。
何が正解かはありませんが、本記事を読んでみようと思っている皆様にとっての「あなだだけの正解」のヒントになれれば嬉しいです。
失敗したくない「ファーストキャリア」の選び方
結論、私はファーストキャリアで経営コンサルティング会社、自社プロダクトやメディアを持つ事業会社及びコンサル事業を行うSEOベンダー、デジタルマーケティング会社の3つから選ぶことを推奨いたします。
私も自社メディアの運営、受託コンサルで大手企業を中心としたSEOベンダーが会社員としてのファーストキャリアでした。(※現在は、家業を継承しつつ、業務委託などの「複業」でSEOコンサルと自社のグロースを行っています。)
その経験から言えることは、どの業界業種にいっても汎用性があるスキルとして考えると、Webマーケティング及びSEOは答えのない問いに対して「答えを創りだす力」が付くと考えてるからです。
もっと解像度を上げた言葉でお伝えすると、
抽象化力
抽象化力とは、具体的な事例や要素から共通の特徴やパターンを見出し、それを抽出する能力です。具体的な情報や詳細な事例から本質や一般的な規則を理解し、概念を形成することが含まれます。これにより、複雑な情報をシンプルな枠組みや理論に落とし込んだり、問題を一般化して捉えたりすることができます。
構造化力
構造化力とは、情報やデータを整理し、階層的な構造や関係性を理解する能力です。複雑な情報を整理して体系化することで、情報の把握や整合性の確保、効果的な問題解決が可能になります。構造化力を持つ人は、論理的なフレームワークの中で情報を整理し、新たな知識をより深く理解することができます。
類推力
類推力とは、既知の事実や知識を元に新しい問題や状況に対して類似したパターンやアプローチを適用する能力です。過去の経験や知識から類似性を見出し、新たな問題の解決や理解に応用することができます。類推力を持つ人は、類似点や共通点を見つけることによって、知識を活用して新たな知識や解決策を導き出すことができます。 例えば、過去の成功したプロジェクトの要因を類推し、新しいプロジェクトに応用することが類推力の一例です。
【まとめ】ファーストキャリアの選び方
これらの認知的なスキルは、学習や問題解決、創造性の向上において非常に重要です。積極的に訓練し、日常的に活用することで、より高度な認知機能を発展させることができます。
様々なキャリアの歩み方があると思いますが、今の時代そしてこれからの時代、よりデジタルマーケティングの力が求められます。デジタルマーケティングの中にもSNS、Web広告など様々な施策がありますが、企業がWebサイトを持つ限り、SEOは必要であり続け、デジタルマーケティングの根幹を抑えることができます。
私的な意見に見えるかもしれませんが、コンサル業界に13年いて様々な業界業種、役職の方と接点をもってきた経験からも、自社にSEOを理解した人がいると重宝されますし、次のキャリアにも行き易い、汎用性があるスキルだと考えています。
以下のIT業界とコンサル業界のカオスマップをファーストキャリアを選ぶ時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
失敗しないファーストキャリアの考え方
冒頭で記載したように専門的なスキルは自らその環境に身を置くだけで、自然と身に付けることができます。
しかし、年齢を重ねるにつれて、自分だけの人生ではなく、家族も含めた上での人生を考えると、身動きができない状態になることがあります。
なので、早い段階で以下の考え方を持って、キャリア形成することをお勧めします。
柔軟性と変化の受け入れ
- ファーストキャリアは一生涯のものではないことを認識する
- 将来の変化や成長に対応できる柔軟性を持つ
- 新しい機会を受け入れる勇気を持つ
成長と学びの重視
- キャリア選択において成長や学びの機会を重視する
- スキルや知識の向上に積極的に取り組む
- ファーストキャリアが将来の可能性を広げるかを考える
自信と挑戦
- 自分の選択に自信を持つ
- 新しい挑戦を恐れず、チャンスを活かす
- 失敗から学び、次に生かす姿勢を持つ
バランスの取れた意思決定
- 感情的な判断だけでなく、客観的な視点も持つ
- 短期的な利益だけでなく、長期的な視野も持つ
- 自らの幸福と満足を考えたバランスの取れた意思決定をする
【まとめ】ファーストキャリアの考え方
これから求められている人材は、答えのない問いに対して答えを導きだす力が求められていると考えています。それであれば、1つのことに特化せず、幅広い視野と視座を持っている人材が重宝されるはずです。
そこで各ステージ毎に1つの強みをまずは磨き、次は親和性のある領域を勉強する。
そして、実行力を持つ人間になる方が、唯一のスペシャリストになれると考えています。
以下の私が以前ツイートした記事をご参考にして頂ければ幸いです。
大手の場合、誰が既得権を持っていて、その取り巻きをどう利用して崩していくかを考えながら、波を意図的に作り出し、自分の思う方向に舵を切っていくことが戦略的に大事なこと。何故なら、個人の裁量が小さいから。
私もはじめは馬鹿馬鹿しく感じ、反論ばかりしていたが、波をたぐり寄せるのも自分次第だな。と今は感じている。
これまでの代表的なキャリア形成が
「会社から言われた仕事を全うする事で、自分のキャリアを積み重ねていく」
今のキャリア形成は
「仕事経験を通じて、自分の希望するキャリアを実現する」スタイル。
概念が違うことを意識して行動しないと、企業は人材流出は免れないし、個人においても突き抜けることができないと、大手企業、ベンチャー企業、準公務員と様々な業界業種、レイヤーを経験して感じています。
本記事が皆さまのキャリア形成の参考になれれば幸いです。
以下、転職に関連する記事もお勧めです。
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